僕の道。僕だけの道。
僕以外は、歩くことを許されない、道。
僕は僕だけの道を1人で歩く。
ギリギリのプライドで、しっぽを立てながら。
前だけを見て、走り続けたこともあった。
今思えば、前すらも
見えてなかったのかもしれない。
振り返るとそこには、僕のあしあとがたくさんあった。
いつになく感傷的な僕は、
今まで見えていたのと全く違う景色に
少しだけ、涙した。
振り返るのも、たまには良いもんだ。
そう思いながら、また僕は歩きだす。
ギリギリのプライドでしっぽを立てて、
疲れた脚には気付かないフリ。
結局、僕はひとりぼっちだ。
たまには誰かとすれ違って、
たまには誰かの隣を歩いて、
でも、やっぱりひとりぼっちだ。
綺麗なものを見付けたら、立ち止まって微笑もう。
面白いものを見付けたら、戻ってでも追いかけよう。
僕の道を横切る誰かに、この感動を伝えよう。
開きかけた扉はそのままで、
僕の足取りは少しだけ軽くなった。
僕はずっと、ひとりぼっちだ。
みんなきっと、ひとりぼっちだ。
どうやってしっぽを下ろすのか
思い出せないまま、僕は歩き続けていく。